ウェブログについての私見。
- 平成22年 2月18日 公開
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制作者のウェブログに対する私見を書いております。特に、ウェブログはどのような場合に向いているかを考えてみたいと思います。
ウェブログについては、批判的な意見も少なからずあるようですが、その中には批判と言うより誹謗に近い代物も多々見られます。機会があればそれらに対する記事も書きたいと思っております。
ウェブログとは。
ウェブログ、しばしば略してブログと呼ばれているものは、どのようなものを指すのでしょうか。
本来の定義は、ウェブ上にあるログを集めたサイトと言うものでしたが、今日では、ウェブログの定義は実に曖昧なものと思われます。
制作者は、以下のようなものをウェブログと呼んでおります。
- 日記形式となっており、各記事が一文書となり、各文書は時系列に沿って排列される
- テキスト等の入力に依り自動的に文書が作成され、他の記事との関連付けも自動的に処理されるシステム上で運営されている
- 閲覧者からのコメント投稿やトラックバックに対応している(但し不許可に出来るかどうかは問わない)
ウェブログの原点とも言えるウェブ日記の代表例として、日本ではさるさる日記が有名ですが、コメントやトラックバック機能はなく、また一日を一文書の単位としており、このような事からウェブログとは言い難いと思っております。
携帯電話が日本独自のウェブログ文化を作った?
ウェブログは世界的に普及しておりますが、特に日本に於いては、携帯電話での作成に対応させてきた事で、爆発的に普及してきたと思われます。
いや、日本に於いては、携帯電話でのウェブログ利用の普及に依り独自の文化として進化しつつあると思われます。
- いわゆるミニブログやモブログなど、明らかに携帯電話での利用を意識したものも少なくありません。
その中には、日記として利用していないケースも多々見られますが、テキストを入力するだけで簡単にサイトを構築出来ると言う事から、一種のCMSとして利用していると考えられます。
勿論、ウェブログでない携帯電話対応の無償CMSサーヴィスをやっても良いのでしょうが、わざわざ用意する必要性が薄いと思われているからか、そのような無償サーヴィスは余り多くはないようです。
このような事から、日記と言うよりウェブサイトとしてウェブログを利用する方も少なくありません。
この流れは、フルブラウザ搭載の携帯電話が主流になった今日でも変ってはいません。
- ある調査では、男性はフル規格のウェブを好み、女性はミニ規格のウェブ(iモードやWAPなど)を好む傾向が強いようです。実際、制作者の周りでも、PCを持っていながら携帯電話でウェブログを更新している女性の方は多いです。このような状況から、ミニ規格のウェブ技術は当面日本では健在となるでしょう。
ウェブログの向き不向き。
しかし、制作者は、ウェブログは万能だとは思っておりません。
ウェブログは日記形式のため、何月何日に何がどうなった・誰がどうしたと言うのを記録して公開するのであれば、有用なシステムと思われます。
しかし、ウェブログを一般のウェブサイトの代わり、すなわち幾つもの記事を整理して公開するためのシステムとして使うには向いておりません。
何故なら、ウェブログは記事を書いた日付順に一列に並べてしまうからです。
- はてなダイアリーなど、システムによっては日付を変える事で順序を変える事も可能ですが。
この結果、閲覧者にとって見たいジャンルの記事と興味ないジャンルの記事とがごちゃ混ぜになってしまい、興味あるジャンルの記事を見て廻るのに面倒な事となってしまいます。
- 例えば、政局に関する記事を漁っているときに、いきなり次の日の話題が堀北真希ちゃんの出演番組の話しだったら、堀北真希ちゃんが政治家であるとか閲覧者が堀北ファンでもない限り不便極まりないでしょう。
勿論、この対策としてカテゴリとかタグと呼ばれるリンクが整備されておりますが、やはりきちんとディレクトリなどで整理された一般のウェブサイトに較べると(閲覧者にとっても制作者にとっても)使い勝手は落ちるものです。
唯一の対策は、ジャンルごとにウェブログを開設する事くらいでしょうが、それでも記事を書いた日付順に並べられてしまうため、記事単位での追加挿入や既存記事の順序の整理といった事も簡単には出来なくなります。
以上のような理由から、ウェブログは、何月何日に何がどうなったなどと言うのを記録していくもの、すなわち日記として利用するのであればかなり有用なシステムだと思うのですが、そうでない場合、特に情報を整理して公開すると言う目的には制作側にも閲覧側にも使い難いものと思っております。
まとめ。
ウェブログを万能と思っている方には、一般のウェブサイトは全てウェブログに置き換わる筈だと思う方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、一般のウェブサイトは今も無数にありますし、ウェブサイトのいちコンテンツとしてウェブログを設置していると言うケースも少なくありません。
- 企業サイトでも、中小零細或いはアニメやゲームの制作会社など経営者やスタッフの個性が前面に出易い企業なら、経営者やスタッフのウェブログも立派にコンテンツとなり得るでしょう。
結局のところ、ウェブログはウェブでの公開形式の一つに過ぎず、他の方式と適切に組合わせるなどするのが有効なのではないでしょうか。
つまり、ウェブログもそうでないウェブサイトも適材適所と言う事です。
最後に制作者の場合。
制作者は今のところウェブログをやっておりません。
コメントやトラックバックなどを封鎖したとしても、制作者の用途にはウェブログは向いていないと思うからです。
実は、このサイトはウェブ日記形式で開設する予定でしたが、サイトの目的を考慮したところ日記形式はそぐわないと判断して従来通りの形式にしたものです。
勿論、日記形式のコンテンツを開設したいとは思っておりますが、それは恐らくウェブログ形式にはしないでしょう。