Lynxでのローカルファイルへのアクセスについて。
- 平成22年 4月22日 公開
制作者が遭遇し、これからも遭遇する筈である、Lynxでのローカルファイルへのアクセスでのトラブルとその対策についての個人的な備忘録です。
- ただ、私的な内容をウェブに書くだけと言うのも何なので、Lynxについての説明も書いておきます。
Lynxについて。
Lynxとは、CUI環境上で動作するテキストブラウザの一つです。(参考文献 1)
もともとはユニックス向けのウェブブラウザでしたが、ウィンドウズなどにも移植されております。(参考文献 2)
- 今日ではユニックス(ソラリスやフリーBSD)でもファイヤーフォックスを使う場合が多いようですが、ユニックスではベーシックなウェブブラウザとして旧くから愛用されてきたと言います。
大きな特徴として、
- テキストベースのコンテンツのみ表示される
-
文字の色や大きさは固定されてCSSなどでの変更が出来ない
) - 画像は表示されない(<img>要素のalt属性の値を当該要素として表示します)
- JAVAスクリプトやフラッシュには対応していない
- 基本的にカーソルキーでページ内を移動する(ウィンドウズ版ではマウスも使えるがスクロールはキーボード操作となる)
などと、ウェブブラウザとしては必要最小限の機能のみを持っております。
何故わざわざLynxを使うのか。
Lynxは、上述のようにウェブブラウザとして基本的な機能しか持っておりません。
ファイヤーフォックスなどのウェブブラウザがあるのに、何故わざわざそんなブラウザを使うのかと思われるかも知れません。
しかしそれ故に、一般にウェブサイト作成者が想定する事の多いインターネットエクスプローラやファイヤーフォックスなどのグラフィカルなウェブブラウザ以外の、すなわち閲覧に何らかの制約が課される環境で閲覧した際に生じるであろう問題点を見つけ出す事に用いられております。(参考文献 3)
また、余計な機能が一切無いため、他のウェブブラウザに較べて軽快であると言うのも大きな利点でしょう。
Lynxでローカルファイルにアクセスするには。
上記の理由から、Lynxを自サイトの確認のために用いるには、以下のようにします。
- 以下の解説はウィンドウズ版のものですが、恐らく他環境でも殆ど変わらないでしょう。
- Lynxを起動します
- キーボードの G を押下します
-
ローカルファイルのパスをURLとして入力します
- このとき、Ctrl キーを押しながら W を押下すると、他のウィンドウからコピーしてきたテキストをペースト出来ます。
このとき、ローカルファイルへのパスは、以下のようにします。
- file:///ドライヴ名:当該ドライヴからのフルパス
例えば、Cドライヴの MyTreasure/Actress/堀北真希.html にアクセスするのであれば、
- file:///C:/MyTreasure/Actress/堀北真希.html
と打ち込みます。
Lynxでローカルファイルにアクセス際に注意する事。
- この節が本文書で書きたかった事です。
パス名の空白文字はURLエンコードせよ。
ところで、制作者はウィンドウズ 98時代から使っているため、ドキュメントフォルダを E:/My Documents に設定しております。
- ドライヴ名が
Eとなっているのは、PC交換に伴うOSの再インストールの際に誤って消去されないように別ドライヴ扱いにした事に依ります。
このフォルダ内の文書類へのパスをそのままLynxに打ち込んでも開く事が出来なかったのです。
いろいろ調べたところ、パスに空白文字が含まれているとLynxではそのままのパスでは開く事が出来ないと判明しました。(参考文献 4)
対策として、空白文字を %20 とURLエンコードしたパスを入力すれば、正常に開く事が可能になります。
尚、URLエンコードでは、通常空白文字は + とする事となっておりますが、そのようにエンコードするとLynxでは開けません。必ず、%20とエンコードしましょう。